【PS1】RPG一覧。名作からマイナーゲームまでご紹介

PS1

初代PlayStationの時代は、RPGにとって大きな転換期であり、まさに黄金時代でした。それまでのゲーム機と比べて圧倒的な性能向上、特にCD-ROMの採用は、ゲームの表現力を飛躍的に向上させました。この技術革新によって、開発者たちはより壮大で、より複雑な、そしてより美しい世界を創造することが可能になったのです。

まず特筆すべきは、ストーリーテリングの進化です。CD-ROMの大容量は、それまで容量の制約から表現しきれなかった重厚で壮大な物語、そして繊細な人間ドラマを描くことを可能にしました。多くの作品が、単なる善悪の対立を超え、プレイヤーの心に深く訴えかける、記憶に残る物語を提供してくれました。

次に、グラフィックの飛躍的な向上も見逃せません。3Dポリゴンの活用は、それまでの2Dドット絵では表現できなかった立体的な世界を構築し、よりリアルで没入感の高いゲーム体験を実現しました。美しいムービーシーンは、物語への感情移入をさらに深めました。

さらに、ゲームシステムの多様化と進化もPS1 RPGの大きな特徴です。従来のコマンド式バトルに加え、リアルタイム要素を取り入れた戦闘システムや、自由度の高いキャラクター育成システムなど、様々な挑戦的な試みが行われました。これらの新システムは、プレイヤーに新たな戦略性や楽しみ方を提供し、RPGの可能性を大きく広げました。

このようにPS1時代のRPGは、技術の進歩を背景に、ストーリー・グラフィック・ゲームシステム・キャラクターなど、あらゆる面で進化を遂げ数々の名作を生み出しました。これらの作品は後のRPGに大きな影響を与え、今日のゲーム業界を形作る礎となっています。

なお、PS1で発売したアクションRPGは以下の記事で紹介しています。

ファイナルファンタジーⅦ

FF7 エアリス死亡
ジャンルRPG
キャッチコピー君はもうクラウドになったかい?
発売日1997年1月31日
1997年10月2日
(インターナショナル版)
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元スクウェア開発第1部
スクウェア
定価6,800円(税別)

星の命を守る、壮大な物語と感動のRPG

『ファイナルファンタジーⅦ』は、1997年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたPlayStation用RPGで、当時としては革新的な3DCGグラフィックと重厚な音楽、そして壮大なストーリーで世界中のプレイヤーを魅了した名作です。

舞台は、星から生命エネルギー「魔晄」を吸い上げる巨大企業「神羅カンパニー」が支配する世界。主人公クラウドは、元ソルジャーの傭兵として、環境テロ組織「アバランチ」に協力し、神羅の魔晄炉爆破作戦に参加することから物語が始まります。

アバランチの活動を通して、クラウドは古代種の末裔エアリスや、神羅の陰謀に巻き込まれた仲間たちと出会い、共に世界を救う旅に出ます。旅の途中で、クラウドは自身の過去と向き合い、セフィロスという強大な敵と対峙することになります。

戦闘は、シリーズでおなじみのアクティブタイムバトル(ATB)を採用。戦闘中に溜まるリミットゲージを消費することで、強力な必殺技「リミットブレイク」を放つことができます。さらに、「マテリアシステム」により、マテリアと呼ばれる球体状のアイテムを武器や防具に装着することで、魔法やアビリティを自由にカスタマイズできます。このシステムは、プレイヤーに高い戦略性と自由度を提供し、戦闘をより深く楽しむことを可能にしました。

美しいプリレンダムービー、自由度の高いマテリアシステム、個性豊かなキャラクター、重厚なストーリー、そして植松伸夫氏による壮大な音楽など、本作の魅力は語り尽くせません。

1997年10月2日には、様々な要素を追加した『ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル』が発売されました。その後、三部作のフルリメイク第一弾『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』が20年の時を経て2020年4月10日に発売されています。

プレイ動画

ファイナルファンタジーⅧ

ff8
ジャンルRPG
キャッチコピー愛を、感じてほしい
発売日1999年2月11日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元スクウェア開発第1部
スクウェア
定価7,800円(税別)

時空を超えて紡がれる、愛と成長の物語

シリーズ初のPS作品『FF7』の成功を受け、更なる進化を遂げた意欲作です。予算が倍になったことによりハリウッドと連携し、スタッフ200人体制という異例の規模で制作されました。PS1史に残る美麗なグラフィックとドラマティックなストーリーは、多くのプレイヤーに感動を与えました。

物語は、主人公スコール・レオンハートが、傭兵養成学校バラムガーデンに所属するSeeDの一員になるところから始まりますが、次第に世界の命運をかけた戦いに巻き込まれていきます。魔女イデアとの対峙、仲間との絆、そしてヒロインのリノアとの恋愛模様が、壮大なスケールで描かれます。

ゲームシステム面では、「ジャンクションシステム」が特徴的です。魔法を装備することでキャラクターを強化するこのシステムは、従来のRPGとは一線を画すものでした。魔法の入手方法も、「ドロー」や「精製」など、多彩な手段が用意されています。また、召喚獣「G.F.」は、戦闘で頼もしい味方となるだけでなく、アビリティを習得することで様々な効果を発揮します。さらに、敵のレベルがプレイヤーのレベルに連動する「レベル連動制」や、カードゲーム要素など、やり込み要素も満載です。

本作の魅力は、何と言っても映画的な演出とドラマティックなストーリーです。PS黎明期とは思えないほど美しいムービーシーンの数々は、プレイヤーをFF8の世界へと引き込みます。植松伸夫氏作曲のBGMは、今作でも壮大な物語を盛り上げてくれます。

プレイ動画

ファイナルファンタジーⅨ

ff9
ジャンルRPG
キャッチコピークリスタル、再び
発売日2000年7月7日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元スクウェア
定価7,800円(税別)

原点回帰しつつ新たな進化をしたファイナルファンタジー

PS1で発売された『ファイナルファンタジー』シリーズ最後の新作。本作では「原点回帰」をテーマに、頭身をSDサイズに戻し、クリスタルの復活、世界観も前作までのSF要素から、かつての中世ファンタジー色に戻っています。

物語は、2つの顔を持つ劇団兼盗賊団「タンタラス」の一員であるジタンが、アレクサンドリア王国のガーネット王女誘拐をきっかけに、世界の命運をかけた冒険に巻き込まれるところから始まります。個性豊かな仲間たちとの出会い、自らの出生の秘密、そして世界の危機を救うための壮大な戦いが描かれます。

本作の魅力は、懐かしさを感じさせるビジュアルと、重厚なストーリー、そしてやり込み要素満載のゲームシステムです。可愛らしいキャラクターデザイン、絵本のような世界観は、これまでのシリーズとは異なる雰囲気を醸し出しています。しかし、その裏には、死生観や存在意義など深いテーマが隠されており、プレイヤーに多くの問いを投げかけます。

戦闘システムは、アクティブタイムバトルをベースに、アビリティシステムを導入。キャラクターごとに個性的なアビリティを習得・装備することで、戦略性の高いバトルを楽しむことができます。また、「ここ掘れチョコボ!」やカードゲームなど、豊富なミニゲームも魅力です。

プレイ動画

ドラゴンクエストⅦ

ドラクエ7 ゼボット
ジャンルRPG
キャッチコピーひとは、誰かになれる
発売日2000年8月26日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元ハートビート
アルテピアッツァ
エニックス
定価7,800円(税別)

PS最初のドラゴンクエスト、石板を集めて失われた世界を復活させよう

PS1における最初の『ドラゴンクエスト』シリーズで、グラフィックがタイトル初の3Dポリゴンで描かれた事でも話題となりました。

本作の舞台は、たった一つの島「エスタード島」しか存在しない世界。主人公たちは、不思議な「石版」のかけらを集め、過去の世界を旅することになります。石版を完成させることで、滅びた王国や呪われた村など、様々な時代・場所に訪れることができます。過去の世界で人々の悩みを解決し、世界の謎を解き明かすことで、現代の世界に変化をもたらし、新たな島が出現していくという、壮大なストーリーが展開されます。

戦闘システムはシリーズ伝統のコマンド式バトルを採用。さらに本作では「転職システム」が進化し、多数の「モンスター職」が登場しました。戦士や魔法使いといったおなじみの職業に加え、スライムやドラゴンなど様々なモンスターの姿に変身し、新たな能力を身につけることができます。

やり込み要素も豊富で、町を発展させる「移民の町」、モンスターを集める「モンスターパーク」、ステータスを競う「世界ランキング協会」、そしてカジノなど、様々な要素が用意されています。

プレイ動画

テイルズオブデスティニー

テイルズオブデスティニー PS1
ジャンルRPG
キャッチコピーいま、運命の輪が廻り始める…
発売日1997年12月23日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元日本テレネット・ナムコ
ナムコ
定価5,800円(税別)

宿命を背負いしソーディアン・マスターたちの物語が今はじまる

PS1で発売されたテイルズシリーズ初の作品。

舞台は、かつて天上の民と地上の民とが争った世界。戦いの遺産であるレンズは世界各地に散らばり、地上は平穏を取り戻していました。そんな中、兵士として名を上げる為に村を飛び出した青年スタンは、偶然空飛ぶ兵器に襲撃された客船に乗り合わせ、そこで言葉を話す不思議な剣「ソーディアン・ディムロス」と出会います。そして、この出会いが彼の運命を大きく変えます。

このソーディアンこそが、本作の大きな鍵です。ソーディアン・チームと呼ばれるディムロスを含む5本の剣は、かつて天地戦争で使用された強力な兵器であり、それぞれが意思を持ち、マスターとなる人間を選びます。スタンはディムロスのマスターとなり、様々な宿命を背負った仲間たちと出会い、やがて世界を揺るがす陰謀に巻き込まれていきます。

また、シリーズの代名詞とも言える「リニアモーションバトルシステム」の原点もここに。本作では「エンハンスト・リニアモーションバトルシステム(E-LMBS)」が採用され、スピーディーかつ戦略的なバトルが展開されます。術技を組み合わせたコンボの爽快感は、シリーズの礎となる革新性を持っていました。

プレイ動画

テイルズオブファンタジア

テイルズオブファンタジア PS1
ジャンルRPG
キャッチコピー悲しみの涙を剣に変えて少年はいま、時間を越える……。
発売日1998年12月23日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元ウルフ・チーム・ナムコ
ナムコ
定価5,800円(税別)

テイルズシリーズ最初の作品のリメイク。過去と現在と未来、時空を超えた冒険譚

本作は1995年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された「テイルズ オブ ファンタジア」をリメイクした名作RPGです。グラフィックとサウンドの強化、様々な要素が追加されています。声優によるキャラクターボイスや主題歌の導入は、物語への没入感をさらに高めてくれました。

物語は、強大な力を持つ魔王ダオスに挑む若者たちの時空を超えた冒険です。主人公の剣士クレス、ヒロインの法術師ミント、そして旅の中で出会う個性豊かな仲間たちと共に、過去と未来を行き来しながらダオスの野望を阻止する壮大なストーリーが展開されます。

このゲームの魅力は、まず練り込まれたシナリオです。過去で起こした行動が未来に影響を与えるという、時間移動を巧みに取り入れた展開は、当時では斬新なストーリーでした。また、藤島康介氏が描く魅力的なキャラクターたちも、物語を一層盛り上げます。

シリーズの代名詞ともいえる「リニアモーションバトルシステム」は、アクションゲームのような操作感で、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるシステムとなっています。キャラクターを自由に操作し、通常攻撃、特技、奥義を組み合わせたコンボを駆使して戦う爽快感は、格別です。PS1版では、より滑らかな動きと迫力の演出で、爽快感あふれる戦闘を楽しめます。

プレイ動画

テイルズオブエターニア

テイルズオブエターニア
ジャンル永遠と絆のRPG
キャッチコピー変われる強さ、変わらぬ想い
発売日2000年11月30日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元日本テレネット・ナムコ
ナムコ
定価6,800円(税別)

二つの世界をまたにかけた永遠と絆の物語

人気RPG「テイルズ オブ」シリーズのマザーシップタイトルの3作目として発売されました。

物語は、インフェリアとセレスティアという2つの世界が存在する惑星「エターニア」を舞台に展開されます。インフェリアで暮らす若きハンター「リッド」と幼馴染の少女「ファラ」は、ある日、謎の光に包まれた小型艇と、異世界の言葉を話す少女「メルディ」と出会います。メルディの目的、そしてインフェリアとセレスティアの2つの世界を揺るがす「グランフォール」と呼ばれる現象の謎を解き明かすため、リッドたちは壮大な冒険の旅に出ます。

本作の戦闘システムは、「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム (A-LMBS)」になりさらに進化。本作から中級以上の術を使用しても画面が一時停止しなくなりました。また2Dでありながら、奥行きのあるフィールドをキャラクターが縦横無尽に駆け回り、爽快なバトルが楽しめます。さらに、精霊を操る「クレーメルケイジ」システムや、後半になると秘奥義などのド派手な必殺技も搭載されており、戦略性とアクション性を兼ね備えた奥深いバトルシステムが魅力です。

キャラクターデザインは引き続き「いのまたむつみ」氏が担当し、魅力的なキャラクターたちが物語を彩ります。

プレイ動画

ゼノギアス

ゼノギアス 人肉 トラウマ
ジャンル新世代サイバネティックRPG
キャッチコピー聖剣伝説が出ない理由、ファイナルファンタジーとは異なる可能性、そして ゼノギアス
発売日1998年2月11日
対象年齢CERO D(17歳以上)
開発・販売元スクウェア
定価6,800円(税別)

星の運命、神話と機械が交錯する世界

1998年にスクウェアから発売されたRPG「ゼノギアス」。巨大ロボット「ギア」が登場するSF作品でありながら、宗教や神話、哲学、心理学などを題材にした奥深いストーリーと魅力的なキャラクターで、今なお名作として語り継がれています。ゼノサーガやゼノブレイドシリーズとは、利権関係の問題で直接的な繋がりはありませんが、関係があるような設定が多数みられます。

物語の舞台は、惑星を二分する巨大国家「アヴェ」と「キスレブ」が長きに渡り戦争を続ける世界。辺境の村「ラハン」で暮らす青年「フェイ」は、ある日突如村を襲った謎の巨大ロボットの戦闘に巻き込まれ、自身の過去と世界の真実を巡る壮大な冒険へと旅立ちます。

物語は、幾重にも伏線が張り巡らされた緻密な構成で展開され、やがては星の起源、人類の誕生といった根源的なテーマへと繋がっていきます。深遠なテーマ性を持ちながらも、魅力的なキャラクターたちの織り成すドラマは、プレイヤーを惹きつけ、心を揺さぶります。

ゲームシステムは、フィールド探索と戦闘で構成される、オーソドックスなRPGです。戦闘は、通常攻撃と「武技」と呼ばれる必殺技を組み合わせ、コンボを繋げるアクティブなバトルシステムを採用。さらに、巨大ロボット「ギア」に搭乗しての戦闘もあり、ダイナミックなバトルが楽しめます。

プレイ動画

幻想水滸伝

幻想水滸伝 PS1
ジャンル本格王道ファンタジーRPG
キャッチコピープレイステーションよ。これがRPGだ!
発売日1995年12月15日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元コナミ
定価6,800円(税別)

運命に立ち向かう108人の英雄の物語

コナミより1995年に発売されたPlayStation用RPG「幻想水滸伝」は、壮大なスケールで描かれる群像劇と、戦略性の高いバトル、そして108人もの仲間を集める楽しさが詰まった名作RPGです。

物語の舞台は、トラン共和国。主人公は帝国五将軍の1人である、テオ・マクドールの息子として生を受けます。しかし、腐敗した帝国に疑問を抱き、親友のテッドから託された「ソウルイーター」の紋章を宿したことをきっかけに、運命の歯車は大きく動き出します。主人公は解放軍のリーダーとなり、圧政に苦しむ人々を救うため、帝国に立ち向かいます。

ゲームの最大の特徴は、108人もの「宿星」と呼ばれる仲間キャラクターが登場すること。彼らはそれぞれに異なる能力や性格を持ち、戦闘に参加するだけでなく、本拠地の運営や情報収集など、様々な場面で活躍します。仲間を集め、育成し、強大な敵に立ち向かうという、王道RPGの醍醐味を存分に味わうことができます。

戦闘システムは、最大6人パーティーによるコマンド式バトルを採用。通常攻撃、紋章による魔法攻撃、協力攻撃などを駆使して戦います。また、戦争イベントでは軍勢を率いて戦うシミュレーションゲームのような戦闘も楽しめます。

さらに、本拠地システムも魅力の一つ。最初は小さな村だった本拠地は、仲間を集めることでどんどん発展していき、最終的には巨大な城へと成長します。本拠地では、仲間が集まるだけでなく、武器屋や防具屋などの施設が充実し、冒険を有利に進めることができます。

幻想水滸伝
コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment)

プレイ動画

幻想水滸伝II

幻想水滸伝2 PS1 ブタは死ね
ジャンルRPG
キャッチコピーその強さがあれば、全てを守れると思った
発売日1998年12月17日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元コナミ
定価5,800円(税別)

前作から3年後の世界を舞台に108人の英雄たちが活躍する

高い評価を得た「幻想水滸伝」の続編です。前作から3年後の世界を舞台に、主人公とその幼馴染であるジョウイ・ナナミの3人が、運命に翻弄されながらも戦乱の世を生き抜く姿を描いています。

物語は、ハイランド王国と都市同盟の間に結ばれた停戦協定が、ハイランド王国の狂皇子ルカ・ブライトによる無慈悲な裏切りによって破られるところから始まります。主人公たちは、この残虐な襲撃を生き延び、図らずも対立する勢力に身を投じます。そして、それぞれが持つ「真の紋章」に導かれ、やがて大いなる戦いへと巻き込まれていきます。

本作の特徴は、108人の仲間が登場する壮大な群像劇です。仲間たちはそれぞれに個性的なキャラクターとバックグラウンドを持ち、プレイヤーの行動によって運命が変わります。また、前作同様、本拠地を発展させていくシステムも健在で、仲間を増やし、戦力を増強していくことで、より戦略的なゲームプレイを楽しめます。

戦闘システムは、6人パーティーによるターン制コマンドバトルを基本としつつ、仲間同士の連携攻撃「協力攻撃」や、状況に応じて使い分ける「紋章」による魔法攻撃など、戦略性の高いバトルが楽しめます。また、一対一で戦う「一騎打ち」や、軍勢を率いて戦う「戦争イベント」など、多彩な戦闘シーンも魅力です。

壮大なストーリー、魅力的なキャラクター、戦略性の高いゲームシステム、そして心に響く音楽。これらが融合した「幻想水滸伝II」は、今なお多くのファンを魅了し続ける、不朽の名作と言えるでしょう。

幻想水滸伝2
コナミデジタルエンタテインメント(Konami Digital Entertainment)

プレイ動画

ヴァルキリープロファイル

ヴァルキリープロファイル
ジャンルRPG
キャッチコピーそれは、人と神の物語
発売日1999年12月22日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元トライエース
エニックス
定価6,800円(税別)

北欧神話をベースにした世界観と重厚な人間ドラマ

北欧神話をベースにした独特の世界観と重厚なシナリオ、そして斬新なゲームシステムのRPGです。

物語は、人間界で死した人間の魂を選定し、神界へ転送する役目を担う戦乙女(ヴァルキリー)である主人公・レナスの視点で展開されます。神々の戦い「神界戦争(ラグナロク)」の到来を前に、レナスは主神オーディンから、戦力となる優秀な人間の魂「エインフェリア」を集めるよう命じられます。

死を迎える直前の人間たちの悲劇や葛藤、そしてレナス自身の過去の記憶… 美麗なグラフィックとドラマチックな演出で描かれる、人間と神々が織りなす群像劇は、プレイヤーの心を強く揺さぶり、深い感動を呼び起こします。

戦闘システムは、サイドビュー視点のアクション性の高いバトルが特徴です。各キャラクターに割り振られたボタンを押すことで、攻撃を繋げてコンボを繰り出したり、ゲージを貯めて強力な必殺技を発動させることができます。敵の弱点を突いた攻撃や、仲間との連携で生み出される多彩なコンボは爽快感抜群で、戦略性の高いバトルを楽しむことができます。

また、仲間にするエインフェリアは、それぞれに異なる人生や性格、戦闘スタイルを持っており、誰を仲間にし、どのように育てるかによって、物語の展開や戦闘の難易度も変化します。育成したエインフェリアを神界へ転送するか否かの選択も、プレイヤーに委ねられています。

プレイ動画

サガ フロンティア

サガフロンティア

7人の主人公とフリーシナリオで描く壮大な物語

ロマサガシリーズを手掛けた河津秋敏氏が贈る本作は、複数の主人公から一人を選んで物語を進める「フリーシナリオシステム」を採用し、高い自由度と奥深いゲーム性が多くのプレイヤーを魅了しました。

物語の舞台は、様々な種族と文化が共存する「リージョン」と呼ばれる世界。プレイヤーは、異なる目的を持つ7人の主人公(レッド、エミリア、ブルー、T260G、クーン、リュート、アセルス)の中から一人を選択し、それぞれの運命を辿ります。例えば、ヒーローに憧れる少年レッドは、悪の秘密結社ブラッククロスに父を殺され、自らもアルカイザーというスーパーヒーローに変身する力を得て、復讐と世界を守るための戦いに身を投じます。一方、元モデルのエミリアは、婚約者を殺害した濡れ衣を着せられ、真犯人を探す旅に出ます。このように、主人公ごとに全く異なるストーリーが展開され、何度でも楽しめるのが本作の大きな魅力です。

戦闘は、ロマサガシリーズお馴染みの「ひらめき」システムを継承・発展させた形で、戦闘中に新たな技を習得する爽快感は健在です。さらに、種族によって異なる成長システムや、仲間との連携で発動する強力な「連携」攻撃など、戦略性の高いバトルが楽しめます。

それぞれの主人公が織りなす壮大な物語と、自由度の高いゲームシステムが融合した『サガ フロンティア』。発売から20年以上経った今でもリマスター版が発売されるなど、根強い人気を誇っています。

プレイ動画

サガ フロンティア2

サガフロンティア2 ギュスターヴ13世
ジャンルRPG
キャッチコピーファイナルファンタジーと並ぶ超大型RPG
主人公の死、そこから本当の物語が始まる
発売日1999年4月1日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元スクウェア
定価6,800円(税別)

2人の主人公が紡ぐ数世代に渡る歴史の表と裏の物語

「サガ フロンティア2」は、人気RPG「サガ」シリーズでは8作目にあたります。水彩画のような美麗グラフィックと、歴史的事件を軸に複数の世代にわたる物語を描いた重厚なシナリオが特徴です。

物語の舞台は、アニマと呼ばれるエネルギーが存在する世界「サンドリア」。かつてクヴェルと呼ばれる遺物を巡る争いが繰り広げられたこの地で、プレイヤーはギュスターヴ13世とウィル・ナイツという2人の主人公が紡ぐ、壮大な歴史絵巻を体験することになります。ギュスターヴ13世は、アニマを操る能力を持たずに生まれたため王位継承権を失った王族であり、ウィル・ナイツはクヴェルを求めて旅する発掘家一族の一員です。

ゲームシステムは、年表に沿ってシナリオを選択し進行していく「ヒストリーチョイス」が特徴です。プレイヤーはギュスターヴとウィル、それぞれの視点から歴史を追体験していくことになります。時代によって操作するキャラクターが異なり、ギュスターヴの人生と、ウィル一族の年代記を交互にプレイすることで、物語の全貌が明らかになっていくのです。また、特定の条件を満たすことで、新たなシナリオが出現するなど、自由度の高いゲームプレイも魅力です。

戦闘システムは、シリーズ伝統の「閃き」システムを踏襲。戦闘中に新たな技を習得する爽快感は健在です。さらに、武器と術を組み合わせて発動する「連携」や、キャラクターの役割分担が重要な「デュエル」など、戦略性の高いバトルが楽しめます。

プレイ動画

パラサイト・イヴ

パラサイト・イヴ ps1
ジャンルシネマティックRPG
サバイバルホラー
キャッチコピー10億年の野望が今、再生される。
美しく、そして凄惨に。
発売日1998年3月29日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元スクウェアUSA LAオフィス
スクウェア
定価6800円(税別)

人類とミトコンドリアの戦いを描くシネマティックRPG。

「パラサイト・イヴ」は、瀬名秀明氏の同名小説を原作とした作品で、映画化もされました。主人公の女刑事アヤ・ブレアが、ミトコンドリアが進化して生まれた謎の生命体「イヴ」と戦う物語です。

舞台は1997年のニューヨーク。イヴは、人間の細胞内にあるミトコンドリアが突然変異し、知性と強力な力を持った生命体として覚醒した存在です。イヴは女優メリッサの意識を乗っ取り、人類に対して宣戦布告をします。そして幾度にも身体を変化させ、究極の生命体へと進化しようとします。アヤは、イヴの計画を阻止するため、ミトコンドリアと共生する能力を使いながら、戦いを繰り広げます。

ゲームシステムは、当時のRPGによくあったエンカウント方式ではなく、敵との接触で戦闘が始まるシームレスバトルが採用されました。アヤは銃器や体術、そしてミトコンドリアの力を利用した「PE(パラサイトエナジー)」と呼ばれる特殊能力を使って敵と戦います。PEは、攻撃や回復など様々な効果があり、戦略的に使いこなすことで戦闘を有利に進めることができます。

また、当時では最高峰の映画のような演出や美麗なCGムービーが多用され、プレイヤーを物語の世界へと引き込みます。特に、ミトコンドリアの恐怖や進化の謎、そしてアヤの過去などが、ドラマティックに描かれます。

プレイ動画

リンダキューブ アゲイン

リンダキューブアゲイン ヒューム・アン戦
ジャンルサイコスリラー+ハンティングRPG
キャッチコピー彼女の中の100のケダモノ
発売日1997年9月25日
対象年齢CERO C(15歳以上)
開発・販売元アルファ・システム
NECホームエレクトロニクス
定価5,800円(税別)

滅亡する惑星を舞台にした狂気のハンティングRPG

PCエンジンで発売されたアルファ・システムの異色RPG「リンダキューブ」のリメイク作品。後にセガサターンで「リンダキューブ完全版」も発売されています。

物語は8年後に滅亡することが予言された惑星ネオ・ケニアを舞台に、主人公のケンとリンダが迫り来る滅亡から人類を救う唯一の手段である、野生動物の捕獲という任務に挑みます。

このゲーム最大の特徴は、その独創的すぎる世界観とストーリー展開です。ネオ・ケニアは、地球とは全く異なる生態系を持つ惑星であり、そこには奇怪な姿形をした動物たちが多数生息しています。プレイヤーは、この異世界で時にグロテスクで、時にユーモラスな動物たちを、罠や銃、時には仲間を使って捕獲し、惑星脱出用の箱舟に収容していきます。

ゲームシステムは、オーソドックスなRPG形式を採用しており、プレイヤーはケンを操作してフィールドを探索し、戦闘やイベントを通じてストーリーを進めていきます。動物の捕獲には、戦闘だけでなく、罠やアイテム、地形などを駆使する必要があり、戦略的な要素も楽しめます。またストーリーは4つのシナリオから選択しますが、それぞれ全く異なる視点から物語が展開されるため、繰り返しプレイする楽しみも用意されています。

プレイ動画

ベイグラントストーリー

ベイグラントストーリー PS1
ジャンルRPG
アドベンチャー
キャッチコピー近づけば近づくほど
発売日2000年2月10日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元スクウェア
定価6,800円(税別)

魔都レアモンデを舞台に、隠された謎や陰謀に立ち向かう物語

本作はゲーム雑誌『ファミ通』のクロスレビューで当時PSで唯一の40点満点を獲得し、プラチナ殿堂入りを果たすなど、高い評価を得ています。

舞台は、伝説の魔道士が築いたとされる巨大な魔都・レアモンデ。その都市は25年前に起きた大地震によって崩壊し、多くの人々が命を落としました。主人公のアシュレイ・ライオットは、レアモンデに隠された”遺産”を巡る陰謀に巻き込まれていくことになります。

ゲームシステムは、敵との距離や位置関係、武器の射程距離などを考慮して戦う、戦略性の高いものとなっています。戦闘は、敵の攻撃を防御したり、攻撃のチャンスを見つけて連続攻撃を叩き込んだり、状況に応じた戦略を立てて戦う必要があります。また、様々な「アビリティ」や「魔法」を習得でき、これらを組み合わせることで多彩な戦術を生み出すことが可能です。

さらに、本作には「ブレイクアーツ」と呼ばれる必殺技や、武器の属性を変化させる「エンチャント」など、戦闘を有利に進めるための要素が多数存在します。これらの要素を駆使することで、より戦略的で奥深いバトルを楽しむことができます。

また、本作はストーリー性も高く評価されています。主人公アシュレイの過去や、レアモンデに隠された謎など、プレイヤーを飽きさせない展開が用意されています。重厚な世界観と魅力的なキャラクターたちが織りなすドラマティックな物語は、プレイヤーを深く引き込みます。

プレイ動画

女神異聞録ペルソナ

女神異聞録ペルソナ PS1
ジャンルRPG
キャッチコピーもしも私が悪魔でも、好きと言ってくれますか?
発売日1996年9月20日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元アトラス
定価6,800円(税別)

「ペルソナ」シリーズの原点。

1996年にPlayStation用ソフトとしてアトラスから発売された『女神異聞録ペルソナ』は、人気RPG「ペルソナ」シリーズの記念すべき第1作目です。

物語の舞台は、現代日本の地方都市・御影町。聖エルミン学園に通う主人公たちは、軽い気持ちで始めた「ペルソナ様」という遊びによって、「ペルソナ」と呼ばれる別人格の能力を覚醒させてしまいます。時を同じくして、町では人が廃人と化す奇病が発生したり、SEBEC(セベク)という巨大企業の周りで異変が起こったりと、様々な怪奇現象が巻き起こります。主人公たちは、自らの力と向き合いながら、一連の事件の真相に迫っていくことになります。

本作のゲームシステムは、3Dダンジョンで構成されたマップを探索しながら、悪魔との戦闘をこなしていくRPGです。「真・女神転生」シリーズの流れを汲んでおり、悪魔との交渉や悪魔合体といった要素も健在。しかし、本作の最も特徴的なシステムは、やはり「ペルソナ」でしょう。ペルソナとは、人の内面に潜む別人格が具現化した存在であり、強力なスキルを用いて戦闘を有利に進めることができます。ペルソナは主人公たちの成長や選択によって変化していき、プレイヤーの分身とも言える存在として共に戦っていくことになります。

都市伝説的なホラー要素と学園ドラマが融合した魅力的なシナリオ、奥深いゲームシステム、そしてスタイリッシュなビジュアルとサウンド。そのすべてが高く評価され、『女神異聞録ペルソナ』は、今なお多くのファンを魅了し続ける、時代を超えた名作となっています。

プレイ動画

ペルソナ2 罪

ペルソナ2罪 PS1 戦闘シーン
ジャンルRPG
キャッチコピー噂は現実となり、人は罪を知る
発売日1999年6月24日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元アトラス第一開発部
アトラス
定価6,800円(税別)

都市伝説と噂が現実を侵食する

「ペルソナ2」は、アトラスから発売されたRPGで、「罪」と「罰」の2作で構成される、重厚なストーリーが特徴の作品です。「女神異聞録ペルソナ」の続編であり、現代の学園を舞台に都市伝説と人の心の闇が複雑に絡み合う物語が展開されます。

物語は、御影市にある七姉妹学園高校、通称「セブンス」から始まります。主人公・周防達哉は、ある日、自分の噂が現実になるという都市伝説「ジョーカー様」の噂を耳にします。時を同じくして、街では噂が現実となる怪事件が多発。さらに、人の心に潜む「影」と呼ばれる怪物が現れ、人々を襲い始めます。達哉と、リサ・シルバーマン、三科栄吉ら仲間たちは、事件の調査を進める中で「ペルソナ」能力に目覚めます。ペルソナとは、人の内に秘めた「もう一人の自分」が具現化した存在。彼らはペルソナの力を使って、「影」と戦い、事件の真相を追うことになります。やがて、ジョーカー様を名乗る謎の人物、そして達哉自身の過去にまつわる驚愕の真実が明らかになっていきます。

「ペルソナ2 罪」のゲームシステムは、前作「女神異聞録ペルソナ」を踏襲しつつ、より洗練されたものとなっています。バトルでは、ペルソナを召喚して戦うだけでなく、悪魔との会話で情報を得たり、アイテムを入手したりする「コンタクト」システムが特徴的です。さらに、特定の噂を流すことで、物語やゲームシステムに変化が起こる「噂操作」システムも本作の大きな魅力です。「噂操作」では、例えば「武器屋が防具も売るようになる」といったゲームシステムに関わるものから物語に関わるものまで、様々な噂を流すことができ、プレイヤーの選択がゲームの展開に影響を与えます。

そして、この罪の物語は「ペルソナ2 罰」へと続いていきます。

プレイ動画

ペルソナ2 罰

ペルソナ2罰 PS1 戦闘シーン
ジャンルRPG
キャッチコピー滅びの夢の先、待ち受ける大いなる罰
発売日2000年6月29日
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元アトラス第一開発部
アトラス
定価6,800円(税別)

罪の先に待つ、もう一つの真実。最後に待ち受ける衝撃の結末とは

前作「ペルソナ2 罪」で残された謎の真相が明かされる完結編です。前作とは異なる主人公、天野舞耶の視点から、新たな物語が紡がれます。

物語は、「罪」のエンディングから数日後、大人向けゴシップ誌の記者である舞耶が、「罪」で解決したはずのジョーカーによる連続殺人事件と酷似した事件を追う場面から始まります。調査を進める中で、舞耶は、かつての仲間である刑事の周防克哉や、「デジャヴュ(既視感)」を感じた少年である「周防達也」と出会います。そして、達哉を追いかけるうちに「罪」では語られなかった、もう一つの真実、そして世界を揺るがす大きな陰謀が明らかになっていきます。運命の輪は再び廻り始め、新たな「罰」が下されるのです。

「ペルソナ2 罰」のゲームシステムは、「罪」で好評だった「コンタクト」や「噂システム」を引き継ぎ、より洗練されたものとなっています。悪魔との会話で情報を引き出す「コンタクト」は、より戦略性が増し、悪魔の性格に合わせた対応が求められます。「噂システム」は、前作以上に物語に深く関わっており、ゲーム中盤のシナリオと加入メンバーが変化、噂にランダム性が追加され、ゲームプレイに大きな影響を与えます。

「ペルソナ2 罪」でばら撒かれた謎と伏線が見事に回収され、壮大なスケールで描かれる「罰」の物語は、プレイヤーに深い感動とカタルシスを与えてくれます。前作をプレイした方はもちろん、本作からプレイする方でも楽しめるよう、丁寧に物語が構築されています。

プレイ動画

グランディア

グランディア PS1 世界の果て
ジャンルRPG
キャッチコピー忘れられない冒険になる
忘れかけていた、愛と夢がここにある
発売日1999年6月24日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元ゲームアーツ
ESP
定価5,800円(税別)

冒険家を夢見る少年の物語。世界の果てに待ち受ける真実とは…

セガサターンで発売されヒットした後にプレイステーションに移植された名作RPGです。

物語は、冒険家を夢見る少年「ジャスティン」が、古代文明「エンジュール」の謎を解き明かす冒険に出るというもの。ジャスティンは、幼馴染の「スー」やヒロイン「フィーナ」といった仲間たちと出会い、世界各地を旅しながら成長していきます。

舞台は、神話と機械文明が混在する独特の世界。ジャスティンたちは、広大なフィールドを探索し、様々なダンジョンに挑戦します。戦闘システムは、コマンド選択式のリアルタイムバトル形式。素早さによって行動順が決まるなど、戦略性の高いバトルが楽しめます。キャラクターの育成は、武器や魔法を使い込むことでレベルアップする熟練度システムを採用。プレイヤーは、自由にキャラクターを成長させることができます。

魅力的なキャラクターたち、心温まるストーリー、奥深いゲームシステムが融合した「グランディア」は、多くのファンを魅了しました。壮大なスケールで描かれる冒険物語は、今なお色褪せることなく、プレイヤーを冒険の世界へと誘います。エンジュール文明の謎、そして世界の果てに待ち受ける真実とは…。
ジャスティンたちの冒険を通して、プレイヤーは希望と勇気、そして仲間との絆の大切さを感じることができるでしょう。

プレイ動画

クーデルカ

クーデルカ PS1 戦闘シーン
ジャンルゴシックホラーRPG
アドベンチャー
キャッチコピー恐れるべきは闇か、
それとも目に見えぬ人の心か
発売日1999年12月16日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元サクノス
SNK
定価6,800円(税別)

悲惨な事件が起こった修道院が舞台のゴシックホラーRPG

「シャドウハーツ」シリーズの元となった「クーデルカ」は、修道院を舞台にしたゴシックホラーRPGです。物語は1898年、イギリス・ウェールズ地方の山奥に建つ「ネメトン修道院」に、主人公クーデルカ・イアサントが訪れるところから始まります。

生まれ持って強力な霊力を持っているクーデルカは、かつて悲惨な事件が起こった修道院に「亡霊の声」によって導かれます。しかし、そこには異形のモンスターが跋扈し、数々の謎と陰謀が渦巻いていました。銃撃を受け倒れていた男性エドワード・プランケットや、クーデルカに霊視を依頼する謎の青年司祭ジェームズ・オフラハティとともに、クーデルカは修道院の秘密を解き明かしていきます。

バトルシステムは、3Dで描かれたフィールドを移動しながら敵と遭遇する、エンカウント方式を採用。戦闘はマス目状のフィールドで行われるシミュレーションRPG風のシステムで、キャラクターの配置や行動順を考えて戦略的に戦う必要があります。武器や魔法を駆使して、修道院にはびこるモンスターたちを撃退しましょう。探索パートでは、初代バイオハザード風のラジコン操作で修道院を探索していきます。

このゲームの魅力は、何と言っても重厚なストーリーと独特な世界観です。美麗なムービーで語られる物語は、まるで一本の映画を見ているかのような没入感を与えてくれます。また、RPGでありながらホラー要素を強く打ち出した演出は、プレイヤーに常に緊張感と恐怖を味わわせてくれるでしょう。

プレイ動画

ウィザードリィ7 ~ガーディアの宝珠~

ウィザードリィ7 ~ガーディアの宝珠~
ジャンルRPG
キャッチコピーウィザードリィは新時代へ!!
発売日1995/10/13
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元ソニー
定価5,800円(税別)

宇宙生成の秘密が隠された「アストラル・ドミナ」を求め惑星ロスト・ガーディアを探索しよう

『ウィザードリィ VII: ガーディアの宝珠』は、1992年にSir-Tech社が開発した、ハードコアなダンジョン探索RPGです。本作は日本ではPS1版が1995年に発売され、名作RPG『ウィザードリィ』シリーズの第7作目に当たります。

物語は、前作『ウィザードリィ VI: 禁断の魔筆』の直後から始まります。プレイヤーは、惑星ロスト・ガーディアを舞台に、強大な力を持つアーティファクト「アストラル・ドミナ」をめぐる冒険へと旅立ちます。このアーティファクトは、新たな神を創造できるほどの力を持つとされ、その力を狙う「ダークサヴァント」との壮絶な争奪戦が展開されます。

ゲームシステムは、伝統的な3DダンジョンRPGの形式を踏襲しています。プレイヤーは、最大6人のキャラクターでパーティを編成し、複雑に入り組んだダンジョンを探索します。戦闘はターン制で、敵との遭遇はランダムエンカウント方式です。キャラクターは、種族や職業を選択して作成し、レベルアップすることで成長していきます。シリーズの特徴である、シビアな難易度とキャラクターが死亡すると復活が困難な「ロスト」のシステムも健在です。さらに、本作では複数の NPC パーティが登場し、アストラル・ドミナをめぐって競い合うため、時に協力し、時には敵対することになります。

プレイ動画

Subscribe
Notify of

0 Comments
古い順
新着順 評価順
Inline Feedbacks
View all comments
0
コメント一覧へx
タイトルとURLをコピーしました