Dの食卓

Dの食卓 COMPLETE GRAPHICS 3DO
ジャンル3Dアドベンチャー
インタラクティブ・ムービー
対応機種3DO
セガサターン
プレイステーション
発売日【3DO通常版】1995年4月1日
【SS】1995年7月28日
【PS】1995年12月1日
【3DO完全版】1996年1月1日
対象年齢CERO A(全年齢)
開発・販売元【3DO】三栄書房
【SS/PS】アクレイムジャパン
【3DO完全版】ワープ
定価【3DO通常版】8,800円(税別)
【SS/PS】8,800円(税別)
【3DO完全版】5,980円(税別)

殺人鬼になってしまった父親の真実とは

1995年に3DO用ソフトとして発売されたインタラクティブ・ムービー「Dの食卓」は、当時の3DOがセガサターンやプレイステーションに押されていた中でヒットし、日本の3DO市場に活気を取り戻すことに成功しました。この作品は、後期3DOを代表するソフトの1つとして名高く、ゲームソフト大容量化の過渡期を象徴する作品として知られています。

ストーリーは1997年のアメリカ・ロサンゼルスを舞台に、名医リクター・ハリス院長が突然凶変し、病院で大量殺人を犯すところから始まります。リクターの娘ローラが父親を説得するために病院に乗り込むと、リクターの精神世界である謎の古城に迷い込んでしまいます。

プレイヤーはローラを操作し、2時間以内にこの古城から脱出しなければなりません。古城には様々なトラップやリクターの精神状態を示すものが多数存在します。また、4匹の「玉虫」を集めることでローラの閉ざされた記憶が復活します。本作の真のテーマは、行方不明になった母親の行方を父親に対して問い詰めることです。

レビューによれば、「Dの食卓」は2時間という限られた時間の中で謎を解き明かしていくゲームで、謎が難しく、初見ではほぼタイムオーバーになるでしょう。制作された飯野賢治さんが亡くなっているためリメイクは難しいとされていますが、高画質版を遊びたいという要望が多数あります。

雰囲気があり、ミステリアスでホラーな作品である「Dの食卓」は、当時としては革新的なゲームで、グラフィックもシステムも、そして制作者の前に出まくる姿勢も評価されていました。飯野さんらしい、作家性の非常に高いゲームであり、高い完成度を誇りながらも個性的な作品でした。飯野さんの出世作であり、彼が天才であったことを示すようなゲームです。

プレイヤーは、舞台設定が非常にホラーな洋館で、様々な仕掛けや難解な謎を解き明かしながら、謎の核心に迫っていきます。その過程で、点として存在していた事柄が繋がり、線になっていく瞬間の爽快感や、真実を見つけ出す過程が臨場感があって楽しめます。ただし、ゲームのスピードが遅く、移動に時間がかかるため、途中で投げ出したくなることもあるとのことです。

「Dの食卓」は、その時代のゲームとして革新的でありながらも、独特の雰囲気と恐怖感を持つ作品として、多くのプレイヤーに愛され続けています。

プレイ動画・ゲーム実況

Dの食卓 COMPLETE GRAPHICS(PS) クリア動画

ネットの評判・感想・レビューまとめ

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