クロックタワー(CLOCK TOWER)

クロックタワー1 PS1 スーパーファミコン
ジャンルサバイバルホラー
アクション
アドベンチャー
発売日【SFC】1995年9月14日
【PS】1997年7月17日
対応機種スーパーファミコン
プレイステーション(移植)
対象年齢CERO B(12歳以上)
開発・販売元ヒューマン
定価【SFC】11,400円(税別)
【PS】3,800円(税別)

巨大なハサミを持った殺人鬼シザーマンで有名な作品

「クロックタワー」は、ヒューマンのシネマティックライブシリーズの完結編であり、正体不明の殺人鬼の住む館に招かれた主人公たちが、殺人鬼や超常現象から逃げながら館からの脱出を図るアドベンチャーゲームです。三人称視点のフィールド内のキャラクターに間接的な指示を与えるゲームシステムを採用しており、ホラー映画さながらの「逃げ惑うキャラクターを鑑賞者の視点で見守るもどかしさ」を演出します。イタリアの映画監督ダリオ・アルジェントのホラー映画のオマージュ作品であり、特に『フェノミナ』の影響が強く主人公の名前や容姿は同作に因んでいます。

ストーリーは1995年9月、ノルウェーを舞台に、孤児院で育った14歳の美少女ジェニファーが、引率の教師メアリーや友人たちと共に山間のバロウズ邸へと向かいます。しかし、メアリーが館の主人へ挨拶しに行ったまま戻ってこないことを不審に思ったジェニファーは、友人たちの姿が消えた館を探して彷徨ううちに、恐ろしい殺人鬼の魔の手が迫ります。

レビューでは、「ホラー」という括りでは合格点だが、ゲームとしては落第点といった印象で、物語に有機的に絡んでこないグッド・エンディングの条件や伏線の回収が不十分であると指摘されています。しかし、シザーマンという印象的なキャラクターが待ち伏せしている場所でいきなり出現することで、プレイヤーを驚かせる要素が評価されており、日本のホラーゲームの代表作とも称されています。ダリオ・アルジェント作品のファンやホラーが好きな人におすすめのゲームです。

SFC版とPS版(CLOCK TOWER 〜The First Fear〜)の違い

移植版では、オリジナル版と比較していくつかの変更や追加が行われています。以下に主な変更点をまとめました。

  1. BGMの音数が増加し、より豊かな音楽を楽しむことができます。
  2. 一部のアイテムの配置や効果音が変更されています。
  3. SFC版に存在したバグが修正されています。
  4. 転んだ時のジェニファーの台詞や体力の消耗に伴う表情の変化といった要素が削除されています。
  5. カラスの屍骸のアップ、テレビのアップ、ミイラが動き出して襲い掛かるシーン、シザーマンが踊るような動きをするシーン、セリフの追加、アイテム位置の特定、シザーマンの移動速度上昇、寝室の鏡が割れるシーンなど、新たな要素が追加されています。
  6. ジェニファーの体力回復に要する時間が大幅に短縮されていますが、体力は減りやすくなっています。
  7. シザーマンが侵入してこないエリアがオリジナル版よりも増加しています。

これらの変更により、移植版はオリジナル版とは異なるゲーム体験ができるようになっています。

プレイ動画・ゲーム実況

【SFC】クロックタワー(Clock Tower)を普通に攻略

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