バイオハザード2

PS1 バイオハザード2 PS1
ジャンルアクション
サバイバルホラー
発売日1998年1月21日
対応機種プレイステーション
対象年齢CERO C(15歳以上)
開発・販売元カプコン
定価6,800円(税別)

バイオハザードの被害は洋館からラクーンシティへ

バイオハザード2は、前作「バイオハザード」のシステムを改良し、ゲーム性を大幅に向上させた力作です。日本でゾンビホラージャンルを広め、世界でゾンビゲームジャンルを確立させた名作と言えるでしょう。本作では、前作の舞台から街中や広い警察署へと移り、密閉空間での恐怖感が薄れましたが、地獄と化した街の雰囲気はBGMやグラフィックで上手く表現されています。

ストーリーは前作から数ヶ月後、アンブレラ社の実験によって引き起こされたゾンビウィルスにより、ラクーンシティが壊滅状態に陥った世界を舞台にしています。本作では、新米警官のレオン・S・ケネディとクリス・レッドフィールドの妹であるクレア・レッドフィールドが主人公として登場します。彼らは、それぞれの目的でラクーンシティに訪れ、街中や広い警察署で巻き起こるゾンビやモンスターとの戦いを繰り広げます。

また、本作では、ザッピングシステムによるストーリーの交差が導入され、4つの視点からシナリオが楽しめるシステムに仕上がっています。バイオハザードシリーズには珍しく、敵の数が少なく武器も強力で、初心者でもクリアしやすい難易度が設定されています。さらに、今作のグラフィックやサウンド、演出などが前作をはるかに凌駕しており、非常に完成度の高い作品となっています。

しかし、唯一の欠点はムービーが飛ばせないことで、慣れてくるとサクサククリアできるようになりますが、その度に長い話を聞かされるのは苦痛です。それでも、この作品は映画的な要素がしっかりと盛り込まれており、5分近いムービーは質の高い映画を観ているような感覚を味わえます。また、前作に引き続き主人公が2人おり、ザッピングシステムがあり、ストーリーが4つあるので非常に楽しめます。

バイオハザード2は、グラフィックやサウンド、テンポ、恐怖感、演出、明確なマップ構成など、前作をはるかに凌駕していると思います。間口は広く、万人向けの作品です。ゲーム性や物語性、映画的な演出など、多くの点で素晴らしい作品であることは間違いありません。バイオハザード2は、ホラーゲームファンはもちろん、映画ファンにも楽しめる作品となっています。

プレイ動画・ゲーム実況

バイオハザード2をプレイ!part1(レオン編)
バイオハザード2 CM集

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